自律神経について① 【神経系のおはなし】
こんにちは('ω')
前回のブログで「夏バテと自律神経の関係」をお話しましたが、
じゃあそもそも自律神経って?という所を、できるだけ解り易く!お伝えしたいと思います(´ω`*)
今回は、「自律神経」を含む「神経系」って何でしょう?というお話です!
お付き合いください~♡
神経系のしくみ
まずは、身体を動かす神経のしくみからです。
身体を動かして生命を維持していくために、情報を集めたり命令を出したりという生命の中心を担っているのは、もちろん「脳」です!
では、「脳」の出した命令はどうやって身体の隅々まで伝わって機能するのでしょうか?
「脳」の出した命令は脊髄(背骨の中)を通ります。これが「中枢神経系」。
そして中枢神経から枝分かれして身体の隅々まで行き渡っているのが「末梢神経系」。
これを「神経系」と言います!
「中枢神経」は「末梢神経」が集めてきた情報を集積して処理し、全身にまた命令を出します。
「末梢神経」は「中枢神経」の命令に従って、全身に分布したネットワークを駆使して内外の状況を捉えて集めたり、筋などを収縮させたりしています。
言わば、会議室でドカッと構えた切れ者の「中枢神経」の決定を、優秀な部下の「末梢神経」が忠実に実行しているような状況。うまくできてます(*'ω'*)
末梢神経系のお仕事
そして、「末梢神経系」の中にも組織があり、役割によって実行部隊が分かれています。
ますは役割を大きく分けた2つの部隊があります!
①体性神経
身体が受けた刺激を脳まで伝えたり、逆に脳からの身体を動かすための指令を伝えたりするという役割を担っているのが「体性神経」
これは意識で動かせる身体の部分を担当しているので、おもに筋肉や全身の感覚器に分布しています。
簡単に言うと、例えば指を動かそう!首を回そう!と思えば動かせますね(*'ω'*)
それは「体性神経」が働いてくれているということです。
さらに「体性神経」の中でも実行班が分かれていて
全身の感覚器で得られた情報を中枢神経に伝える役割の「知覚神経」
中枢神経からの刺激を筋に伝えて、筋肉を収縮させて動かす役割の「運動神経」
があります(*´ω`*)
なので、「電話がかかってきたので出る」という動きだけを取っても、電話の音に反応して「知覚神経」が中枢神経に情報を伝え、中枢神経が出した「電話を取りなさい」いうと刺激が筋に伝わって「運動神経」が腕を動かして通話を押す・・・みたいなやり取りが、常に行われているということです。なかなか忙しいことになってるんですね(*'ω'*)💦
②自律神経
そしてやっと出てきた「自律神経」です!
心臓の動きや体温など内臓の動きや体内環境を自動的にコントロールしているのが「自律神経」
自動的に・・・ということで、意識では動かせない部分を担当していて、おもに内臓に分布して働いています。
胃が動けー!肝臓働けー!と思っても動かせません(´・ω・`)
そこをコントロールしてくれているのが「自律神経」です。
そして「自律神経」には相反する働きをする2つの実行班があって
おもに身体を緊張・興奮状態にして、周囲の状況に対して即座に反応できるようにする役割の「交感神経」
おもに内臓機能を活性化させて、身体を養い休ませる役割の「副交感神経」
があります(*'ω'*)
「交感神経」と「副交感神経」は常に相反し協調して動いています。
シーソーのように一方の働きが活発なときは、もう一方の活動が抑制されるという反対の作用をしながら、体内環境のバランスを取って体内が健全な状態を保てるようにがんばってくれています(´ω`*)
例えば「夜眠くなる」ということも、夜身体を休息させるために「副交感神経」が優位になることで「交感神経」の働きが抑制されている・・・という状態になります。
このように、身体の中ではそれぞれの神経が役割を真面目に実行して成り立っています。
なので「今日は1日ぼんやり過ごしちゃったな~('ω')」みたいな日も、身体の中では神経のネットワークがバンバン働いてくれているのです♡働き者ー!
長くなりましたので、本日はここまで。
次回は「交感神経」と「副交感神経」の具体的な働きについて、掘り下げてお話したいと思いますので、よろしくお願いしますm(__)m♡
ではまた(´▽`)ノ
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