抗感染作用のある精油を使ってアロマスプレーを作ってみよう!
こんにちは('ω')
今回は「抗菌・抗ウイルス作用を持つ精油(アロマオイル)」と、簡単にできるアロマスプレーの作り方をご紹介したいと思います!
日本ではアロマオイルは「雑貨」扱いなので、わりと気軽に手に入れやすいですよね♡
そのため、いい香りのする女子が好きそうなやつ!占いみたいなもの?といったようなフワっとしたイメージの方も多いですが・・・本当はバリバリの「化学」!
植物は、動物と違って自ら移動したり危険を回避したりすることが出来ない=根を張ってその場で生きていくという性質のため、身を守り子孫を残すために「精油」を身体のなかに作ると言われています。
その特徴的な精油成分で、例えば虫から食べられないように昆虫に嫌われる香りを分泌したり、空気中に精油を発散して受粉に役立つ虫をおびき寄せたりします・・・生きる知恵が備わっているんですね!
精油の作用はかなり多岐にわたっていて、その植物の生きている場所や天候・植物の大きさや形状などによってそれぞれ必要な作用を持っています。
例えば、
抗菌作用・抗ウイルス作用・抗真菌作用などの感染予防
去痰作用や鎮咳作用などの気管支に対する作用
強壮刺激作用や免疫強化作用などの身体の働きを助ける作用
抗ストレス作用や抗不安作用・精神安定など気持ちを落ち着かせる作用
など・・・。
そして、植物からその精油成分を抽出したものを「アロマオイル」といいます。
植物は自らの身をウイルスや細菌などの増殖や感染を防ぐため「抗ウイルス・抗真菌・抗菌作用」を持っているものが非常に多いのですが、
特に抗感染作用のつよい精油成分を、ご紹介したいと思います。
抗菌・抗ウイルス作用の強い精油のグループ
モノテルペン炭化水素類は、語尾の母音が「~エン」で終わる成分のグループ。
多くの精油に存在し、抗感染作用以外にも抗炎症・去痰・鎮咳・免疫強化などの作用を持っている為、風邪などの時も使いやすい。
しかし揮発しやすく酸化しやすいので、劣化する前に使いきること。
【モノテルペン炭化水素類が多く含まれる精油】
・「オレンジ」「レモン」「グレープフルーツ」などの柑橘類
・喉や気管支の症状に有効な「サイプレス」「ヒノキ」など
・呼吸器系や炎症のある症状に有効な「オウシュウアカマツ(パイン)」
モノテルペンアルコール類は、語尾の母音が「~オール」で終わる成分のグループ。
ハーブ系の精油に多く含まれていて、肌に優しく毒性が低いものが多いのが特徴。
比較的手に入りやすくいい香りの精油が多いので、気軽に試してみやすいかも。
【モノテルペンアルコール類が多く含まれる精油】
・バラに似た香りの「ゼラニウム」
・ビターオレンジの花で、ストレスの多い時に「ネロリ」
・モノテルペンアルコール類・モノテルペン炭化水素類で成分の大半を占める「ティーツリー」
・梅雨時の衛生管理や消臭に役立つ「ペパーミント」
・病後の回復期や疲れがたまった時に役立つ「パルマローザ」
・免疫系を刺激し抵抗力をつける「ラベンダー」
フェノール類は、アルコール類と同じーOH(水酸基)を持つが性質は異なる。
刺激臭ともいえる強い香りを持つが作用も強力で、精油の中でも最も強い抗菌・抗ウイルス・抗真菌作用を持っている。
そのため、高濃度、長期間の使用は禁止で、皮膚刺激も強いので使用にはとても注意が必要。
【フェノール類が多く含まれる精油】
・タイム精油の種類の中でも作用のつよい「タイム・チモール」
・消化器系の不調や冷えに「クローブ」
・抗酸化作用の強い「オレガノ」
・温め、鎮痛させる「シナモン(葉)」
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アロマスプレーの作り方
お部屋やカーテンなどにスプレーして使用する「アロマスプレー」の作り方をご紹介します!
☆用意するもの(30ml作る場合)
・お好きな精油(何種類でもOK) 12滴
・無水エタノール 10ml
・精製水 20ml
・スプレー容器
【作り方】
①スプレー容器に無水エタノールを計って入れる
②精油を加え、小さく振って溶かす
③精製水を加え蓋をして、良く振って混ぜる
以上です(^-^)簡単でしょ。
精油はアルコールにはよく溶けますが水には溶けにくい性質なので、使う時はその都度シャカシャカ振ってからスプレーしてください。
精製水はドラッグストアなどで売っていますが、ご自分のお部屋で噴霧するくらいなら水道水でも大丈夫。一か月半くらいまでには使い切りましょう!(シールに作成日付を書いて容器に貼っておくと便利)
精油を選ぶときは数種類をブレンドして、お気に入りのレシピを探してみましょう。
フェノール類を使う時は割合を少なめにし、いい香りの精油とブレンドしてあげると使いやすいと思います!
【ご注意】
・今回のレシピはお肌に直接つけないスプレー用の濃度です。手に吹き掛けたりするのであれば、エタノール・精油共にもっと薄めに作って下さい。
(噴霧する用では、エタノールは全体量の20~40%くらい、精油は全体量に対して2~4%(30mlに12~24滴)程で作っています。)
・動物は嗅覚が優れているため、動物を室内飼育しているお部屋での使用は注意してください。とくに小鳥やハムスターなどの小動物のいるお部屋では使わないほうがいいと思います。
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アロマオイルは薬ではないですが、自然の草木の力を借りたパワーのあるものです。
使い方を間違えなければ、感染に抗う力として助けてくれると思います(^-^)
効能だけでなく、好き!と思う香りを直感的に選んで手作りアロマスプレーを作ってみてください♪
それでは、また(´▽`)ノ
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