「靴底の減り方」はあなたの姿勢の鏡ですぞ。
こんにちは('ω')
今回は「靴底」のお話です。
動物の足は基本的に「裸足」で進化してきたものなので、一番機能的なのは当然裸足。
人間の足も、いくら靴の機能が向上しても「裸足」に勝ることは今のところないでしょう・・・が、しかし、寒さや危険を回避するために、靴やスリッパ、室内履き、ストッキング、靴下など、ほとんどの日常を何か足に履いている状態で過ごしています。
そのため、靴が自分の足に合っているか?正しく使えているか?ということが、とっても大事になってきます。
女性のハイヒールや高めのパンプス、男性のビジネスシューズ、あとはこの時期とくにムートンブーツを履いている方を後ろから見かけた時、
「えー?歩きにくくない?気づいてないの?」
と思ってしまうような靴の減り方をしている方って、本当に多いです(´・ω・`)
そして、見てわかるほどの底減りしている方は、お世辞にもキレイな姿勢とは言い難い歩き方をしているんですよね・・・それは当然、身体のバランスの悪さからくる偏った減り方、さらにそんな状態の悪い靴を履き続けることで姿勢の悪さが促進される!という悪循環。
とても放置していい問題ではありません!
是非、ご自身がいつも履いている靴をひっくり返してチェックしてみましょう!
①つま先減り
靴の前方ばかりが減っているタイプ。
主にヒールのある靴の中で足が滑り台のように前重心になってしまって起こりやすい。
ヒールを履いていて、膝が曲がっているか腰が引けている姿勢をとっている場合はつま先が減っていることが多い。
また、普段ヒールを履くことの多い方はアキレス腱が縮んでいるので、ペタンコの靴を履くと歩きにくさを感じることも。
ヒールを履かない方でも、アキレス腱が硬くてあまり足を上げないで歩く方は、つま先減りの場合もあります。とりあえずアキレス腱を伸ばすこと!
②かかと減り
靴のかかと部分ばかりが減るタイプ。
かかとばかりに体重が乗り、身体の重心が後ろにズレていて腰から大きく猫背になっている。
足首や足指の関節が使えていないので大股で歩きづらく、トボトボ歩いているように見える。また、歩行時膝が上がっていないため、かかとが削れやすい。
接地時の衝撃を逃がしにくいので、腰痛になりやすい。
腰が引けて腹筋背筋が衰えている場合が多いので、身体を起こしお腹に力を入れて歩くこと!
③内側減り
靴の内側(親指側)が減るタイプ。
内股、X脚などで、膝から下が開いてかかと同士は離れるが、身体の中心に体重をかけるため内側のかかととつま先が削れてしまう。
土踏まずでも体重を支えようとするので、偏平足になりやすい。また、親指の外側にタコや魚の目ができやすい。
背中上部の猫背で腰は反っているという、背骨の湾曲の大きい方に多い。
靴のサイズが大きくて合っていない場合も内側が減りがち。
④外側減り
靴の外側(小指側)が減るタイプ。
ガニ股、O脚、XO脚などで、身体の重心が外側にブレているため外側で体重を支えるので、靴の外側全体が削れてしまう。
外に開いた重心を足首で内側に戻している為、捻挫しやすい。また、筋力が落ちると膝関節の内側に負担がかかるため、変形性膝関節症になりやすい。
日本人に一番多いタイプで、脚の外側にばかり筋肉がついたり、膝下の外側が太くなったりする。
脚の内側の筋肉がうまく使えていなかったり筋力が弱い場合が多いので、トレーニングが必要。
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ご自身の靴底を見てみて、いかがでしょう?
基本はスニーカーでもかかとの細いヒールでも同じです。
特にできるだけいつも履いている靴をチェックしてみると、自分では気が付きにくい歩き方の癖、姿勢の癖が見えてくると思います(^-^)
そもそも、足は26個の小さな骨が細かくつながって、3つのアーチ(横アーチ・縦外側アーチ・土踏まずアーチ)を足底に作って、何十倍もの面積がある身体を支えています。
しかも本来四足歩行で4点で支えていた重心を、二足になったことで不安定な2点で支えることになってしまったわけです。よく考えたらかなりな負担ですよね・・・
そのため、もっと上の遠い姿勢のバランスの崩れも影響してしまうのです。
靴と姿勢を考えるうえで一番大切なことは・・・
減った靴は修理に出しましょう!!!!!
どうにもならない靴は捨てましょう!!!!
これにつきます('ω')!
例えば、秋~冬で整体で姿勢を整えて冬物のブーツがきれいに履けた!
↓
去年履いてた春夏のかかとの減ったサンダルをまた履いた!
↓
靴の減り癖に持っていかれてまたおかしな姿勢に!!がっかり!
ということは、けっこうあるのです(´;ω;`)
なので、シーズン毎に靴の減りをチェックしお手入れしてもらうというのはとっても大事。
姿勢の改善と共に、気を付けて頂きたいポイントです。
偏った底減りをした靴を履き続けることで、タコや魚の目・外反母趾や内反小趾・巻き爪・足底腱膜炎などの足のトラブルを引き起こし、痛みが出て庇うとさらに身体のバランスが悪くなるという悪循環を起こさないためにも、「靴底くらい・・・」と思わず、しっかりチェックしていただきたいと思います!
次回は、靴が偏った減り方をしないような歩き方や、日常から注意できることなどをお伝えしていきたいとおもいます(^-^)
では、また(´▽`)ノ
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