1月のお休み&あけましておめでとうございます!&神経について⑤【神経伝達物質】
新年あけましておめでとうございます!
本日1月4日(土)より、2025年も元気に整体SORAスタートしました!
今年は、当店は記念すべき10年目イヤーであり、私個人でも整体師として5月で丸20年の年になります。
更なる成長をとげる年にできるよう日々努力して参ります!
本年も整体SORAをよろしくお願いいたします。
今月のお休みのお知らせです。
1日(水)
2日(木)
3日(金)
6日(月)
13日(月・祝)
20日(月)
27日(月)
※ご新規のお客さまの受付は休止しております。予めご了承ください。
※ご来店時に手洗いをお願いしております。
お手数をおかけしますがご協力をお願いします。
今月もお知らせを作っています(^-^)
今回も「神経について」。
前回お話した「神経細胞同士の情報の伝え方」の続きです!
神経細胞は、樹状突起で受け取った情報を「電気信号」で軸索の末端まで伝え、神経細胞同士のすき間(シナプス間隙)は「科学信号」に変換して情報を送る・・・というお話をしました。
なぜ、そんな面倒なことをしているかというと、すべての情報をただ脳に伝えてしまうと情報過多になりすぎて、脳の処理が追い付かずパンクしてしまうため、
必要なところに必要な情報を届けるために、細胞内で情報の精査が行われている!ということでしたね(^-^)高性能!
そして今回は、情報を精査するためそれぞれが役割を持っている「神経伝達物質」についてです。
神経細胞内では、軸索の末端までたどり着いた電気信号の刺激により「シナプス小胞」から「神経伝達物質」が放出されます。
そして、受け手である樹状突起にある受容体(レセプター)に神経伝達物質が結合すると、再び活動電位が発生して、電気信号として細胞内で情報を伝える!という仕組みです。
では、どうやって情報を精査しているにでしょうか?
それには、神経伝達物質それぞれの役割と、情報が採用される仕組みが重要になってきます。
神経伝達物質は分かっているだけでも100種類以上はあり、その内脳神経内で働く神経伝達物質は20種類位あると言われています。
そして、神経を興奮させ信号の伝達を促進する「興奮性」の神経伝達物質と、神経の興奮を抑えて信号を弱める「抑制性」の神経伝達物質に、大まかに分けられます。
興奮性の代表的な神経伝達物質は、
【ドーパミン】
快感や多幸感、意欲や運動調節などに関わる脳内ホルモン。
ドーパミンを分泌させるには、新しい刺激や感動体験などが有効と言われている。
脳内報酬系の中心的な役割を果たしており、適切な分泌量であることが重要。
【ノルアドレナリン】
覚醒や集中、意欲を高める、記憶の形成や想起などに関与する脳内ホルモン。
皮膚刺激や寒暖差、人間関係のストレスなど、危険を察知したときに分泌される。
不足するとやる気や集中力が低下するが、過剰に分泌されると不安や恐怖、焦燥などの状態を引き起こす可能性がある。
抑制性の代表的な神経伝達物質は、
【GABA(γ-アミノ酪酸)】
ストレスや疲労の緩和、睡眠の質改善、血圧低下、中性脂肪の上昇を抑えるなどに関与するアミノ酸の一種。
外的な過剰な刺激を察知し、刺激量が増す、または一定以上に刺激が継続されると、過剰な神経興奮反応を抑えるという防御機構が備わっており、神経系を調節する。
ストレスや睡眠の質低下、高齢化などによって体内のGABA量が少なくなる傾向にあり、不足するとやる気や集中力の低下、緊張状態が続く、無気力や無関心などうつ状態のような症状が現れることがある。
【グリシン】
脳の体温を低下させ深い睡眠を促す、ストレスによる不眠の改善、心身のリラックス、運動・感覚などの身体の調節に役立つなどの作用があるアミノ酸の一種。
主に脳幹と脊髄で機能し、運動ニューロンの興奮性を制御する。
不足すると、関節痛や肌の不調、不眠の原因となる可能性がある。
【セロトニン】
ドーパミンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質を抑制し精神を安定させる、脳の興奮を抑えて心身をリラックスさせ安心感をもたらす、頭の回転を良くする、マイナスの感情を抑制しストレス耐性をつくる、体温調節や痛みのコントロールなど生理的な機能を担うなどの作用を持つ、必須アミノ酸であるトリプトファンから合成される脳内の神経伝達物質。
精神状態を安定させることから「幸せホルモン」とも呼ばれる。
不足すると、イライラや不安感、恐怖などのストレスを感じやすくなる、意欲や集中力の低下や落ち込みなど不安定になる、めまいや頭痛、消化器系の不調などの症状が現れることがある。
このように様々な役割を持った神経伝達物質ですが、樹状突起で受け取った時には興奮性も抑制系も両方の信号が伝えられているということですね。
しかし、軸索末端まで信号が届くころには、その中の1つの神経伝達物質にまで伝える情報が絞られる(あるいは伝えない)ようになっています。
それは、次の神経細胞に伝えるには条件があって、伝わってきた信号がある一定以上になることが必要になるからです。
ひとつは、各神経伝達物質の化学信号が断続的に送られて、信号が加算されること(時間的加算)
もうひとつは、各神経伝達物質の化学信号が同時に送られ、信号が加算されること(空間的加算)
このように2つの方法の組み合わせによって、それぞれの神経伝達物質の特性と放出される量にり次の神経細胞に伝える情報が精査され、神経細胞内で多数決のようなことが行われています!
このように、興奮性と抑制性の2種類の神経伝達物質を使用することで、単純に電気信号だけで情報を伝えるよりも、より複雑な脳内の情報伝達のコントロールが可能になります。
これらの仕組みの通り、神経伝達物質は心身の健康に深く関与しており、脳内でうまく分泌されないと多数決に勝てずに、次の神経細胞に伝えられません。
とくに心の状態には影響しやすいため、無気力やうつ状態は、さぼりや甘えなどではなく、脳内の神経伝達物質の問題であることが多いです。
病院で調べれば分かることなので、不調に悩んでいる方はどうかいちど病院で受診してみてください・・・
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長くなりましたが、今年も整体SORA全力で頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。
では、また(´▽`)ノ
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