消化・吸収の基本!食べ物の旅☆
こんにちは('ω')
今回は、知っているようで知らない「消化と吸収のしくみ」をお伝えします☆
口から入った食べ物は、どうやって体の中を旅していくのでしょうか??
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人間が食べる食物は、肉や魚、米、野菜やくだもの、お菓子など、たんぱく質・糖質・脂質などの栄養素が混じりあってできているものですが、
人間の機能としては、口から入ったそのままの形では体内にとりこむことはできません(´・ω・`)!
そこで出てくるのが「消化・吸収」!!!
「消化」とは、口から入った食物が細かく砕かれ、消化酵素によって栄養素を身体が取り込める小さな分子にまで分解されること。
「吸収」とは、消化されてできた小さな分子を体内に摂りこむこと。
消化には、歯で噛み砕かれ唾液と混ざってかゆ状になる「機能的消化」と、
酵素を使って分解する「科学的消化」の2段階があります!
イメージでいうと、歯で噛み砕いて小さくなった食べ物が、ハサミ(酵素)で栄養素ごとにチョキチョキ切り分けてもっと小さくして、吸収しやすいように下準備している・・・といったところでしょうか。
消化吸収の流れ
☆口
歯で噛み砕かれた食べ物は、唾液と混じってかゆ状になります。
炭水化物の一部は、唾液に含まれる酵素で分解されます。
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☆咽頭~食道
かゆ状になった食べ物は、嚥下(飲み込み)によって咽頭に入り、食道に運ばれます。
食道は強い筋肉でできているので、食道壁の筋肉の運動(蠕動運動)によって食べ物は胃にむかって送り出されます。
咽頭から食道は食べ物の通路に過ぎないので、ここでは消化は行われません。
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☆胃
胃の中に入った食物は、胃の蠕動運動によって押しつぶされ、胃液と撹拌されてドロドロの状態に機械的消化されるとともに、胃液の酸化によって変性し、たんぱく質は胃液に含まれる消化酵素によって分解され、科学的消化されます!
食物は、およそ2~4時間胃にとどまった後、十二指腸へと蠕動運動によって運ばれます。
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☆小腸(十二指腸)
小腸は「十二指腸」そして「空腸・回腸」からなる伸ばすと6~7mもある長い消化管で、消化・吸収の9割以上をまかなっています!
十二指腸では、ホルモンの分泌により、膵臓で作られた数々の消化酵素や肝臓で作られた胆汁が分泌され、それらによってたんぱく質や炭水化物はより小さな断片となり、脂質は分解されながら胆汁中の胆汁酸によって乳化されていきます。
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☆小腸(空腸・回腸)
空腸と回腸はほとんど同じ構造で、消化された栄養素を吸収するメイン舞台となります!
小腸の内壁には無数のひだがあり、絨毛(じゅうもう)に覆われています。その表面にも微絨毛(びじゅうもう)という指状の細かい突起が無数にあり、たんぱく質や炭水化物の断片をアミノ酸や単糖類に分解する酵素とともに、それらを細胞内に摂りこむ装置があります。
ここで摂りこまれた栄養素は、毛細血管やリンパ管によって運ばれます。
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☆大腸~肛門
大腸の主な役割は、栄養分の残りカスの最終処理!です!
小腸で消化されなかった食物繊維などを分解・吸収し、残っている水分を搾り取った後に、残ったものを糞便として排泄します。
こうやって、何気なく口から食べた食べ物は
身体の中でだんだんと細かく細かく分解されて
必要な器官に届けられていきます・・・
何を食べても、身体の中ではこんな作業が繰り返されているって、すごい!!!
だからこそ、偏った食事ばかり摂ると偏って身体に負担をかけるということ!!
口に入れるものは、自分で選べて、しかも日常的なものなので
いたわりながら機能を活かせる食生活を考えたいものですね(´・ω・`)
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次回からは、消化をされる側!栄養素について、もうちょっと踏み込んでみようとおもいます(´▽`)
栄養素奥が深いよーー!♡よろしくお願いします(*´ω`*)
桜も、もうちょっと!!!
ではまた(´▽`)ノ
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