「噛む」ことは生きること!【咀嚼筋】②

こんにちは('ω')



前回は「噛むことの大切さ、効果」についてお話しましたが、


今回は「噛む」ための筋肉!「咀嚼筋」のお話です!!




ちなみに前回のブログを書いてから「私もちゃんと噛めてるかな?」と、改めて食事のときに気を付けてみましたが・・・


気を抜くと噛めてない!けっこう固形のまま飲み込んでる!がーーん!


というのが感想でした・・・(´・ω・`)💦



もともと食事に時間がかかるほうなので「私は大丈夫!噛んでる!」と思い込んでいましたが、どうやらただのろいだけだったみたいです💦


さすがに噛む回数までは数えていませんでしたが、弥生時代の4000回に到達するのは相当大変そう(´ω`*)💦



でも「ビタミンC♡老化防止♡ダイエット♡」と思いながら、意識しなくてもきちんと噛めるように頑張ります!(*'ω'*)


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簡単に「噛む=咀嚼する」といっても、ただ腹話術人形のように口がパクパク開いたり閉じたりする動きだけでなく、


下あごを上あごに対して上下したり、水平に移動したりすることによって、歯が食べ物を嚙み切ったりすりつぶしたりする複雑な動きを同時にしています。



その動きをするための筋肉を「咀嚼筋(そしゃくきん)」といいます('ω')!



咀嚼筋には

 体表に近い所(浅層)にある

 ・側頭筋(そくとうきん)

 ・咬筋(こうきん)


 深い所(深層)に存在する

 ・内側翼突筋(ないそくよくとつきん)

 ・外側翼突筋(がいそくよくとつきん)


があり、


それぞれ違う動きをしながら「噛む」を実行してくれています!!!



ちなみに、ここで言う「噛む」とは

筋肉を収縮させて下あごが引き上げられること→「口を閉じること」になります(閉口筋)


そのため、咀嚼筋はすべて下顎骨につながっています!



口を開けるのはあごから首の筋肉の働きになるので、それはまた後で('ω')♬




側頭筋と咬筋

側頭筋


こめかみにある扇型の筋肉で

下あごを引き上げたり、あごを後方に引いたりする最も強大な筋肉。


頭痛が側頭に出たり、こめかみが締め付けられるような感覚があったりする方は、この側頭筋の凝りの場合も多く

実は、噛み癖や噛みしめが原因のことも!!

眼精疲労や口が開きづらくなるなどの症状も、側頭筋の緊張を取ってあげると血行がよくなり、改善しやすくなります!


浅層にある筋肉なので、こめかみを触って口を開いたり閉じたりすると簡単に確認できます(*'ω'*)

こめかみを、四指を揃えた指の腹でグッと押さえたまま、円を描くように数か所マッサージすると、誰でも簡単に緩めることが出来ます(*‘∀‘)そのとき口を開いたり閉じたりすると、さらに効果的!!

でも痛いほどやっちゃダメ!笑



咬筋


頬骨から下あごの外側までつながっている筋肉で

硬い食べ物を噛み砕くときに働きます。


歯を食いしばったり奥歯を嚙みしめて口をイーーの形にしたときに、頬のエラに近い所を触ってみると硬くなるところがあると思いますが、それが咬筋です(*'ω'*)


前に比べて顔が四角くなった気がする・・・あごのラインがシャープじゃなくなった・・・なんて感じがしてる方は、もしかしたら咬筋のハリかも!!

イーーの形で硬くなった筋肉を左右から挟むように四指でグッと押さえ、イーーを解除してからやさしく円を描くようにマッサージしましょう。この時も、口を開いたり閉じたりすると効果的です!

顎関節症や噛みあ合わせの悪さの改善にも!





内側翼突筋と外側翼突筋

内側翼突筋


蝶形骨から下あごの内側面に付いている筋肉で

下顎骨を引き上げ、咬筋や側頭筋と共同して働きます。


深部にある筋肉なので、外側からは触ることが難しいですが(口の中からだともしかしたら触れるかも!)、

前にお話した頭蓋骨の深部である「蝶形骨」の突起からつながっているため、下顎を引き上げる=噛むことで「蝶形骨」の刺激になり、また蝶形骨をゆるめることで内側翼突筋がゆるむんではないか・・・(あくまで仮定(´・ω・`))

だとしたらすごいなって思います!



外側翼突筋


蝶形骨から下あごの顎関節に付いている筋肉で

あごを前に突き出す(しゃくれる動き)などに関与して、顎関節をコントロールする役割をしています。

また、唯一「咀嚼筋」の中で、口を開く動きにも関与します。


猪木のモノマネをするときは、みんな自然に外側翼突筋を使っているんですね(´▽`)笑


この筋肉も深部にあり外側からは触るのが難しいですが、

内側翼突筋同様蝶形骨からつながっているので、蝶形骨からのアプローチが可能??と思います(´ω`*)





口を開く筋肉は?


ここまでの「咀嚼筋」は口を閉じる筋肉でしたが、


口を開く働きは、実は首の筋肉が担っています(*'ω'*)!

咀嚼筋が脱力すると、下顎の重さで口が空きますが


口を大きく開き下顎を引き下げるには「舌骨筋群(ぜっこつきんぐん)」ガ働いています!





舌骨筋群には



 下あごや側頭骨などから舌骨につながる「舌骨上筋群」


 胸骨や肩甲骨などから舌骨につながる「舌骨下筋群」


があり、すべて「舌骨」を中心につながっています(*‘∀‘)!!




「舌骨」とは喉仏の上くらいにある馬蹄型の骨で、関節を作らない(隣り合う骨がない)珍しい骨です('ω')

関節がないということは、すべて筋肉で支えられているということ。

喉の深部の筋肉をつなぐ、ジョイントのような役割です☆




頸部の筋肉は細かくて、表層から深い部分までなんと4層にも重なっているんですが、

この舌骨筋群は「上から3層目」にある深い筋肉なので、触って緩めることができません・・・



「舌骨筋群」は、あごや頭のみならず、鎖骨や肩甲骨ともつながっているので、

緊張したり筋力不足だったりすると、肩こりや首こり・口がおおきく開かないなどの症状にもつながってしまいますが、直接揉みほぐしたりはできない・・・(´・ω・`)💦




しかし、「舌骨」は触って確認することができるため、




ジョイントである「舌骨」まわりを緩めることで、つながっているところも緩めることができます\(^o^)/




喉の上の方を触りながら、つばを「ゴックン」と飲み込んでみると動くところが「舌骨」です!


その「舌骨」に手を当てて温めるだけでもよし!

やさしく左右に動かしてみてもよし!


しばらく続けると、これだけで喉や首の周りがフワッと緩む実感があると思います!



あご回りのむくみやこわばり、肩や首のはりのケアにもなるので、ぜひやってみてください(´▽`)



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「噛む」ということは、普段何気なくやっていることですが


「食べ物を口の中で細かくする」という基本的なこと以外に、身体にたーーくさんの影響があります!!


ぜひ、見直して、意識して


「噛む」を有効に使っていきたいですね°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°




ではまた(´▽`)ノ♡



横浜上大岡 整体/筋膜 ハーブボール   SORA

上大岡の小さなプライベート整体サロン SORAです。 筋肉・骨格はもちろん、筋膜の癒着を外し 身体が本来持っている快適な動きを取り戻す施術をしています。

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