善玉菌をどんどん増やす!!オリゴ糖!
こんにちは('ω')
まだまだ腸内環境のお話です(´▽`)ノ
便を増やし腸内の不要物の排出を助ける「食物繊維」
善玉菌を摂取して腸内環境を整える「ビフィズス菌・乳酸菌」
に引き続き・・・
善玉菌のエサになって腸内での増殖を助ける「オリゴ糖」について、お伝えしていこうと思います(*'ω'*)
オリゴ糖とは?
オリゴ糖は、元々は母乳の研究中にビフィズス菌の増殖因子として発見され、
その後の研究を経て、自然界から様々な種類のオリゴ糖が発見され、注目されました!
主な働きは、
・ビフィズス菌など腸内の善玉菌のエサになり、増殖させる!!!(整腸作用)
ということ\(^o^)/
そもそも「オリゴ糖」は糖類の一種ですが、他の糖類と絶対的な違いがあります。
糖類とは、ブドウ糖などの「単糖」がつながっている数によって種類が違います。
その中で、単糖が2個繋がったもの「二糖」と、3~10個繋がった「オリゴ糖」をまとめて「少糖類」といいます。
二糖には主に、ショ糖(砂糖)・乳糖・麦芽糖などが分類されます・・・一般的に「甘み」としていろんな料理に使用されるものですね(^-^)
そして二糖は他の食品同様に、消化吸収され活動のエネルギーになります。
しかし、オリゴ糖は人間の消化酵素では分解できない成分なので、
小腸で吸収されないため大腸まで届き、無事腸内細菌のエネルギー源になってくれるのです\(^o^)/
(食物繊維などと同じ「難消化性」というやつです・・・腸を語るうえで重要!)
しかも、普通に吸収された糖は、活動エネルギーとして1gあたり4㎉のエネルギーを生みますが、
オリゴ糖は消化をされないまま大腸まで進んでいくので、1gあたり2㎉と半分のエネルギーしか生みだしません!!!
つまり、同量摂ってもカロリーは半分!ダイエットにも有効!!
また、消化されにくいことから、摂取しても血糖値やインシュリン濃度が上がりにくいので、糖尿病や肥満の予防や改善にも適しています!!!
オリゴ糖の種類
☆イソマルトオリゴ糖
オリゴ糖製品でもっとも使われているのが、このイソマルトオリゴ糖。
含まれている食品が多く入手しやすいため、製品も多く使ってみやすいですね!
また、熱や酸に強く、砂糖の50%程の甘みがあるので、料理の甘味料代わりに使えることから摂りやすく便利なオリゴ糖ナンバーワンです(^-^)
しかし、他のオリゴ糖に比べて効果は低いといわれています。
効果→ビフィズス菌増殖作用・便秘改善など
食品→味噌・醤油・大豆・はちみつ・日本酒など
☆フラクトオリゴ糖
虫歯になりにくい甘味料として使用されることが多い、フラクトオリゴ糖。
消化酵素によって消化・分解されにくく、体内に吸収されることもほとんどなく低カロリー、血糖値もほぼ上昇させないため、トクホの商品も多数販売されています(*‘ω‘ *)
効果→ビフィズス菌増殖作用・虫歯になりにくい・中性脂肪値の低下作用など
食品→アスパラガス・にんにく・ごぼう・玉葱・バナナ・トマト・はちみつなど
☆ガラクトオリゴ糖
ガラクトオリゴ糖は他のオリゴ糖とは違い「動物性」であり、母乳に含まれるオリゴ糖にとても近いので、人間に最も合っていると言われています!
熱や酸に強いので、調理や保存する際に変化することがほとんどないため、様々な食品に使われています。
乳製品にも含まれますが、母乳の含有量は桁違いということ・・・しかし母乳から摂るのはなかなか難しいかも(;^ω^)
効果→ビフィズス菌増殖作用・便秘改善・ミネラルの吸収促進など
食品→母乳・乳製品など
☆キシロオリゴ糖
キシロオリゴ糖の原料のキシランは食物繊維の一種であり、ガムの甘味料として有名なキシリトールの原料と同じです(^-^)
なので、キシロオリゴ糖にも同様に虫歯予防効果があります!
熱や酸に強く消化されにくいため安定しているので、他のオリゴ糖よりも少量の摂取で効果があると言われていますが、自然界では含まれる食品は少ないです・・・
効果→ビフィズス菌増殖作用・虫歯予防など
食品→たけのこ・トウモロコシ・きのこなど
☆乳果オリゴ糖
「ミルクオリゴ糖」や「ラクトスクロース」とも呼ばれる、自然界で抽出することが非常に難しいオリゴ糖です。
そのため、牛乳を原料とする糖からさらに抽出するという希少なものですが、その分甘みは砂糖の70%程と比較的高めです(*'ω'*)
希少ながら、他のオリゴ糖に比べて大腸まで届く力が強いので、善玉菌を増やし腸内環境を改善するのにたいへん有効です!
効果→ビフィズス菌増殖作用・整腸作用など
食品→加熱した牛乳・ヨーグルトに添加されていることも
☆大豆オリゴ糖
大豆たんぱくを製造する際にできる「大豆ホエー」という副産物から抽出されるのが、この大豆オリゴ糖です!
比較的少量でも善玉菌を増殖させる効果があり、分解もされにくく、砂糖に近い甘みを持つため、ダイエット甘味料としてもかなり優秀です(*´ω`*)
大豆から摂取するためにはかなりな量を摂らなければならずあまり現実的ではないので、精製された食品から摂るようにしましょう。
効果→ビフィズス菌増殖作用・便秘改善など
食品→大豆
これらが、主なオリゴ糖の種類になります\(^o^)/
基本的な作用は同じですが、その他の効果や甘みの違いなど
何を選ぶかは身体に欲しい効果によってさまざま・・・
もちろん個人の体質によって合う合わないがあるので、こればっかりは摂取して体調をみてみないとわからないところ。
いろいろ試して一番効果があるな(^-^)と思ったものを続けていただくのがいいと思います!
ちなみにオリゴ糖の「オリゴ」とはギリシャ語で「少ない・希少な」という意味だけあって、
さまざまな食品に含まれてはいますが、その量はわずかでしかありません。
そのため、食品から必要量を毎日コンスタントに摂取することは難しいので、オリゴ糖製品を利用して上手に摂っていきましょう\(^o^)/
甘味料やその他の食品にも配合されている商品がたくさん発売されているので
「どのオリゴ糖の製品かな?何を目的にしてるのかな?」
と考えて選ぶと、なかなか面白いと思います(*´ω`*)
また、オリゴ糖は厚生労働省認可の特定保健用食品として「身体の調子を整える」などの効果を認められています!
トクホの表示なあるかどうかも、選ぶ際にはチェックですね☆
オリゴ糖をしっかり摂取して、健康な腸を目指しましょう!!
では、また(´▽`)ノ
それでは、また(´▽`)ノ
0コメント