気圧の変化と自律神経の関係

こんにちは('ω')


梅雨の不調と自律神経についてお話しようと思っていたら、のんびりしてる間に梅雨が明けてしまった・・・((´∀`))


なので、梅雨の事は置いておいて「気圧と自律神経」について掘り下げていきたいと思います!




気圧が身体に与える影響


「気圧が低いと調子が悪い。」


というのはよく聞きますが、調子が悪くなる人もならない人もいるし、そもそも目に見えないものがそんなに身体に影響を与えるって不思議ですよね('ω')


では、気圧とは何なんでしょう?


気圧とは「空気の主さによって発生する圧力」のことです。


空気は目に見えていないので「物質」としてピンと来ないかもしれませんが、ちゃんと質量があり重さがあります。


そして、私たちは自分より上にある空気に常に押しつぶされています。



地球上の空気(大気)は、海面から宇宙の境目まで存在します・・・ということは、海面に近い下の方は空気の量が多く圧力も多い、大気圏ギリギリまで行けばどんどん空気の量が減り圧力も小さくなる、ということ。


よく標高の高いところに行くとポテトチップスなんかの袋がパンパンに膨れてしまいますが、これは地上で袋の中の空気と気圧がちょうど釣り合っていたものが、空気の薄い気圧の低いところに行ったことで、外からの圧力が下がって釣り合いが取れなくなった結果の現象です!



そして、この現象は人間の身体にも起こります。



人間の身体も、通常かかってくる気圧と釣り合うように内側からの圧をもっていてバランスが取れていますが、外側からかかる気圧が小さくなることで身体の中の圧力が高くなります。


これは、標高の高いところだけに関わらず、周囲の気圧が下がって低気圧になった地上でも当然起こります。

(空気の流れや温度で空気の圧力が変わり、空気が上向きに上がる流れの時は地面を押す力が弱くなるので低気圧となります。理科的な天気のお話は今回は割愛(^-^))




では、身体の中の圧力が高くなってしまうと、どんな変化があるんでしょうか?





気圧によって起こる身体の変化


低気圧になり身体にかかってくる圧力が減少すると、血管が膨張し血液の流れる量が増加します。


血流が良くなる・・・というと一見身体に良さそうですが、急激に血流が増えることで、頭痛や倦怠感などの症状が出やすくなります。



特に頭痛が出る方が多いですが、

これは肩こりなどの血流不足からくる「緊張型頭痛」とは反対で、血管の拡張からくる「片頭痛」です。


特徴は、

・脈に合わせて「ズキズキ」と拍動性のある痛みが、こめかみや後頭部などに発作的に生じる。

・吐き気や嘔吐がある。

・目がチカチカしたり、光を眩しく感じる。

・音が大きく聞こえたり、耳障りに聞こえる。


などの症状です。



「片頭痛」は名前の印象で片側に起こるものと思われがちですが、実は両側側頭に起こることの方が多いと言われています。


また、顔面や後頭部、目の奥にも疼痛の出現することもあり、さらに腹部の血管が拡張して腹痛を起こすこともある、なかなか多岐にわたる症状を有します。



また、気圧の変化を感知しているのが「内耳」です。

そのため、平衡感覚バランスが乱れてめまいを起こしたり、視覚異常・耳鳴り・聞こえにくいなどの症状が起こりやすくなります。


他にも、事故やケガなどの古傷が痛む・・ということもありますが、これは一度キズがついた末梢神経が気圧の変化によって刺激され、脳が覚えた痛みを再現して痛みが発生するものと考えられています。





気圧と自律神経



身体の中で、脈拍や体温・内臓の働きなど自分の意志で何とかできない機能をを調整するコントロール室が「自律神経」です。


SORAのブログでも頻繁に登場する「自律神経」ですが、活発に動くための「交感神経」・休ませるための「副交感神経」の2種類があり、昼間は主に交感神経・夜は主に副交感神経が優位に働くようにできていましたね!



普段は順調に自律神経が身体をコントロールできていても、耳の奥にある内耳が感知した気圧の変化が脳に伝達され、それによって自律神経はストレスを受けます。


その結果、めまいや血圧上昇、眠くなったり片頭痛が起きたりと、交感神経と副交感神経の制御が乱れコントロールが難しくなります。




気圧の変化に強くなるには


もともと気圧に弱い・強いなど体質はありますが、なるべく気圧の変化の影響を受けにくくするためには、自律神経を整えておくことが重要となります。



・朝は白湯を飲んで胃腸を目覚めさせる、朝食を摂って寝ている間に下がった体温を上げる


・ウォーキングなどの軽い有酸素運動の習慣をもつ、汗をかく時間を作る


・寝る前に太い血管の通っている首を温める


・休日の寝だめはせず、毎日規則正しく睡眠をとる



※片頭痛の症状が出ている時は血管を収縮させた方がいいので、温めたり入浴やマッサージはせず、なるべく光の刺激のない静かな場所で休むようにしましょう。




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梅雨が過ぎて指圧や気温も安定してきましたが、夏から秋は台風の時期に入りまた気圧が急に下がることも多々あります。


自律神経を整え、気圧の変化に打ち勝てる身体作りを目指していきましょう!




では、また(´▽`)ノ











横浜上大岡 整体/筋膜 ハーブボール   SORA

上大岡の小さなプライベート整体サロン SORAです。 筋肉・骨格はもちろん、筋膜の癒着を外し 身体が本来持っている快適な動きを取り戻す施術をしています。

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